ウガンダ プネナ訪問 2007年

RIJは みなさんの寄付がどのような変化をもたらしているか視察するため、世界中の避難民のコミュニティーを定期的に訪れます。紛争によって被害を受けた国から悲 しいニュースを聞くのはまれではありません。しかし、私たちがコミュニティーで出会う人々は、たくましい生き抜く力を持っています。彼らは自分たちの家族 とコミュニティーのために常にベストを尽くす姿は、とても印象的で励みになるものです。

訪問レポート: クリスチャンチルドレンズ基金 プネナ学校工事、ウガンダ

紹介
2007年の3月と4月の間に、北ウガンダでごく短い停戦が締結され、反政武装勢力である神の抵抗軍(LRA)が政府との和平会議を開始しました。この動きに従って、1960年代から避難を強いられてきた家族たちを含めた約40万人が、人で溢れかえっていた避難民キャンプから自分たちの家にゆっくりと帰省し始めました。しかしこの帰省は、彼らの村のインフラ、給水場所、学校の不整備により停滞してしまいました。

私たちは、この和平会議によって安全状況が向上した時期に私たちがサポートしているプロジェクトを視察するためにウガンダを訪れました。そこで出会った人々の熱意にあふれた献身的な姿は実に感慨深いものでした。

プネナコミュニティープロジェクトは1994年にクリスチャンチルドレンズファンド・ウガンダ(CCF-U)というNPOの提携団体としてスタートしました。紛争による被害者が大量に発生したコミュニティーを援助するために設けられたプロジェクトです。始めは720世帯が参加していましたが、今では1200世帯が活動に参加しています。CCF-UはEarly Child Care and Developmentプログラムを通して、両親が畑で耕作している間に子どもがあそんでいられる子どもセンターを設立しました。またこのプロジェクトは、低価格での蚊帳を提供、HIV/AIDSに対する認識を高める教育、学費の支払いの援助、テストの教材の提供を行っています。現在このプロジェクトが援助している学校は2つです。

総合的な向上
2006年のオークションで集められた寄付金を用いて、RIJはCCF-Uに 自分たちのコミュニティーに帰省していう避難民の子どもたちのために学校を建てるプロジェクトを提案しました。原案では新しい学校はコオペキャンプに建て られる予定でしたが、キャンプから避難民が自分たちの村へ帰省するのと同時にキャンプが過疎化し土地の権利の問題が浮上しました。これを受け、新しい援助 目的地を探さなければならず、プログラムの開始が延滞しました。2007年4月5日にはRIJはプロジェクトの新しい目的地を訪れ、the sub parish women’s group、学校運営委員会、土地所有者の義理の父、地域の議員、そして地域事務所からのエンジニアと面会しました。プロジェクトの支払いは、すべてエンジニアによる検査が終了後に行われました。

プネナ地域における学校の実態
学校の建築現場を離れた後、この地域にある他の学校を訪問しました。ブンガトリア学校は、4つの学校から子どもたちを受け入れており、子どもたちは遠いところでは8km先からやってきます。この過剰な子どもの数を対処するするため、セーブザチルドレンは2つの仮校舎を建て、2005年にはCCF-Uがもう一校追加しました。2006年には1145人、2007年には1250人の児童が登録されています。これらの新しい学校は子どもの増加が弱まりを見せないこの状況を緩和するはずです。政府によって定められている1クラスに対する生徒の数は55人のため、生徒の登録数がとても大切です。一方で、多くの学校には教師の収容場所がないため教師の配置はバラつきを見せていています。また、国内避難民の子どもたちは学校の野外便所を共有していて、問題は残ります。国連世界食料計画も学校食糧プログラムを行っています。

クリスチャンチルドレンズンファンド
コミュニティーでの働きとは別に、CCF-Uは「スポンサーアチャイルド(子どもスポンサーしよう)」というプロ グラムを行っています。このプログラムを通して、3万人のウガンダの子どもたちが援助を受けています。またCCF-Uはその働きを紛争救援地域の再統合と避難民の帰省に集中させおり、チャイルドケアによる教育インフラの開発、職業訓練、水・公衆衛生管理による保健の向上、保健・栄養と統合したHIV/AIDS対策、そしてマラリア撲滅と妊婦の保健保護を行っています。これらはすべてキャパシティ―ビルディング(コミュニティーの能力開発)に重きを置いたプログラムで、3つのプログラムを通して計38のプロジェクトが実施されています。

セイブザチルドレン 

ウガンダ グルの代表の方の話によると、地域が安全になりコミュニティーの開放度と人々の流動性が高まるとともに 新しい課題が生まれるそうです。村では紛争に参加したのではないかと疑いを持たれ報復を受ける危険性があるため、以前キャンプで奨励されていた団結力を生み出すことが難しくなります。また、たくさんの人々が再移住をする間にキャンプと村の2か所で家庭を保つため、子どもたちへの世話が行き届かなくなり、彼らを弱い立場に置いてしまうのです。