スーダン南部 ジュバ市 2007年

RIJは みなさんの寄付がどのような変化をもたらしているか視察するため、世界中の避難民のコミュニティーを定期的に訪れます。紛争によって被害を受けた国から悲 しいニュースを聞くのはまれではありません。しかし、私たちがコミュニティーで出会う人々は、たくましい生き抜く力を持っています。彼らは自分たちの家族 とコミュニティーのために常にベストを尽くす姿は、とても印象的で励みになるものです。
訪問レポート 南スーダン、ジュバ市
今回の訪問はRIJにとって初のスーダン訪問でした。長い紛争が終結を迎え2年が経った南 スーダンとその首都であるジュバ市は、経済的・社会的変化を遂げていました。私たちのチームは避難民たちの状況を調査し、他のNGOと連携して企画したプ ロジェクトへの資金提供について話し合いを持った結果、コミュニティーを基盤としたプログラムのサポートが決定しました。

帰還者

130,000人のうち40,000人がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によって帰省をし、元の家が徒歩圏内にある残りの避難民は自身で帰省をしました。UNHCRによると、このプログラムによって500,000人が帰省できるとのことです。

キャンプの状況

南スーダン再建復興評議会(SSRRC)は国連食糧計画(WFP)によって確保された食糧を、復員された兵士たちに供給しています。ユニセフは復員された少年兵のケアにあたっています。 中央アフリカとコンゴ民主共和国のキャンプは2007年4月までに閉鎖される予定です。

再定住の仕組み
NHCRは10から15のプロジェクト実施団体と協力をしています。帰省の中間地点に支援所を設け、キャンプから支援所まで自主的に帰省を終えた避難民に対して、3カ月分の食糧、日用品、そして最終目的地までの交通手段といった再定住を助けるパッケージを提供します。

帰省した避難民の状況

あまりに長い間避難をしていたため、村へ戻った避難民の中 には顔を家族・親戚の顔が認識できないといった問題に出くわす人もいます。また、避難民キャンプでは、NGOが提供していたHIV/AIDSといった病気 の治療が村では受けることができないため、健康維持の問題があります。新しい政府を信頼できない避難民は帰省を拒む場合もあります。

青少年特有の問題
避難民の青少年が参加できる活動が必要です。帰省をして自分の価値を見失い、 国のIDを保持していないため大学で教育を受けることもできません。また、学校に入っていても中退をしてまた放浪に出てしまう者もいます。現時点で 2000人の青少年がすでにジュバ市に戻ってきており、これからさらなる2000人が想定されています。RIJではこういった青少年をサポートするプログ ラムの設置を検討しています。

チームは他の支援団体の代表の方々と話し合いの時間を持ち、彼らのこの地域でのプロジェクトの現況をお聞きしました